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「泰山」てどんな山?
泰山は道教の聖地五岳の中でももっとも尊い山とされ、信仰の山といわれます。標高は1,545メートルですが、秦の始皇帝や漢の武帝など2000年にわたって歴代の皇帝にあがめられ、また歴代の皇帝が国家統一を天に報告する「封禅の儀」を行った山として知られます。山全体に宮殿建築や廟などの遺跡が点在し、1987年に世界文化・自然遺産(複合遺産)に登録されています。
雄大で壮麗な自然風景と歴史文化を一体に溶け合わせた天然の山岳公園であり、孔子や李白、杜甫等の文人が訪れた中国の歴史文化を代表する名山です。
泰山のある泰安市は、中国山東省の中部に位置し、面積は7,762平方キロメートル、人口は約550万人。世界文化・自然遺産に登録された泰山に因んで「国泰民安」の意味を持っています。
▲歴代の中国皇帝が奉禅の儀を行った岱廟全景。 後ろに見えるのが泰山
▲岱廟の正殿である天こう殿(てんこうでん)。創建は1009年で、北京故宮の太和殿、曲阜孔廟の大成殿と並ぶ中国古代三大宮殿
▲泰山山頂にある多くの碑文が崖壁に記されている唐魔崖。
この碑は726年に玄宗皇帝が封禅の儀を行ったときに彫られたもの
▲長い階段が続く泰山への登山道