富士山巡礼神社・仏閣 | 日本富士山協会

古くは「冨士浅間宮」と称し、創建は不明、伝来の神像や狛犬などから平安朝期にさかのぼる古社です。足利時代の建築美を今に伝える本殿の彫刻が見どころです。

神社の起源は日本神話の時代にまでさかのぼり、古道「富士山須山口登山道」の起点となっています。森閑とした鎮守の森と一体となった神社の趣きは、かつて南東麓の玄関口として、富士山信仰と登拝の歴史を支えた威厳が今も感じられます。

箱根外輪山の麓に鎮座し、数々の映画やドラマのロケ地としても有名です。北駿地域最古の「石灯籠」と樹齢数百年の大樹が集う「二岡神社の社叢」は御殿場市指定文化財です。

境内に奉納されている大小のハサミは、厄や悪縁、病、邪心等を断ち切り、新たな人生や良縁を呼び込むといわれています。御神木「よろこぶの木」は、木のコブを3回撫でた後に体の悪い所をさすると治癒すると言われています。

日本の修験道の祖「役行者小角」ゆかりの古刹です。江戸時代のとび職の信仰を集める技巧を凝らした本堂は必見です。境内には清らかな湧水も湧いています。

御殿場口登山道の出発点に鎮座し、古くから信仰を集めており、寄進者による玉垣やたくさんの登山記念の石碑が見られます。境内には「木の花名水」と命名された富士山の湧水が汲め、お水取りに参拝する人も多くみられます。

西暦1707年に起きた宝永の大噴火の際、幕府より災害対策に派遣された伊奈半左衛門。困窮する地元民を救済するため、掟を破り米蔵を開放しことでお役御免となった伊奈が祀られています。

須走口登山道の起点に鎮座する東口本宮冨士浅間神社。境内では「根上がりモミ」など宝永の大噴火跡を観察することができます。登拝記念の石碑群や溶岩の富士塚に乗った珍しい狛犬など、往時の富士講の隆盛ぶりを垣間見ることができます。

起源を約1900年以上昔にまでさかのぼる古社です。別名「山中明神」と呼ばれ、主祭神「豊玉姫命」は安産子授けの守護神です。毎年9月4日・5日に行われる「山中明神安産祭り」は、妊産婦や新婚の女性たちで賑わいます。

富士スバルライン5合目に座す神社は、富士山より先に出現した小御岳の山頂に位置します。5合目は天狗の庭と呼ばれ、7月1日の開山祭では天狗が鳥居のしめ縄を切りお道開きをします。

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